神戸六甲ミーツ・アート2025beyond　にて、松蔭美術部の作品「愛とヴィ～只今参上」が神戸市長賞を受賞しました！（公募対象はこちら）

　六甲山麓にて、この3月で50年の歴史に幕を下ろしたアンティークブティック「PUPPE」さん。

長年お店を見守ってきたのは、1964年の東京オリンピックの折に来日したミロのヴィーナス像です。しかし、1995年の阪神淡路大震災で倒壊して背中に大きな損傷を負いました。

ギリシャ神話によれば、ヴィーナスは海の泡から生まれ、西風の神ゼピュロスに吹かれて地上へと運ばれ、愛と美をもたらします。

もしもヴィーナスが六甲山にやって来るとしたら、ポートアイランドを越え、ハーバーランドから上陸して六甲山を目指すでしょう。

その途上、強烈な向かい風「六甲おろし」に巻き込まれ、背中が割れ、腕を失うほどの激しい着地とともに、愛とヴィをこの地へ届けた。まさにその瞬間を六甲山に表現しました。

さらに、背中の破損部分からは愛と美の象徴である「マートル」の枝が芽吹く様子を想像しました。その葉をちぎり、握りしめると、生命の芳香が立ちのぼります。

　破損したヴィーナス像、破壊することによって香る葉、「破壊は再生の始まりである」ことをテーマとした体験型作品です。

葉っぱの儀式パフォーマンスデー（予定）　　場所：風の教会エリア
９月　7（日）、14（日）、28（日）
10月　5（日）、26（日）
11月　3（月祝）、16（日）23（日）
　　　　　　　11：00～14：00、雨天中止。＊夏服パフォーマンスは9月中のみ

＊部員不在の場合でも楽しんでいただけるよう、「ヴィーナスの葉っぱガチャ～愛を握り潰せ！～」もあります。