「個々に応じた夢(目標)を持つこと」                 

「目標達成に向けて常に前向きに努力していくこと」

松蔭中学校・松蔭高等学校の進路指導は、これらの大切さと素晴らしさを伝えていきます。

松蔭の進路指導では、個々に応じた目標意識を大切に育てていきます。夢を持ってそれに向かっていく意識を持つことで、進路実現に向けてのモチベーションや学習意欲が高まり、自主的な努力の継続が学力向上と進路実現に結びつくと考えているからです。そのために、低学年からの進路指導の体系化をし、実施してきました。

世の中うまく行く時もあれば、挫折して目標を失うこともあります。何度も人生の岐路に立たされ、その都度選択を迫られる時が来ます。それまでの生き方を変えなければならない時さえ来ます。就職、転職、結婚、子育て、転居……。しかし、そんな時に必要なのは、個々に応じた新たな目標や夢を探して、その都度、前向きに向かっていく、そんな強い心や姿勢、能力。松蔭の進路指導では、そのような進路発見能力を大切に育てていきます。大学進学は、中学選択と違い、自分で考え、自分で選択することを求められる大きな人生選択、人生発見の一つです。たとえ大学に合格しても燃え尽きては意味がありません。大学進学後の長い人生における進路選択にも生かされるような進路発見能力を、時間をかけた学問(大学)選び等を通して養いつつ、結果として本人にふさわしい進路実現が出来るよう指導していきます。

目標意識を育て、進路実現に向けてのモチベーションや学習意欲の向上を確実に図るため、松蔭ではそれまでの進路指導を抜本的に見直し、より効果的なものにシステム化しました。その重点項目を紹介します。

全体の進路達成目標


幅広い進路学習(適性把握、職業・学問・大学研究)を高1から3年かけて体系的におこない、進路の全体を把握する。その上で、個々に応じた進路発見と実現を出来るようにする。

2
3
4
5

進路の実現段階、いわゆる、受験指導だけを求めるなら、学校以外の予備校や塾のような機関によって合格通知を得ることも可能かもしれません。あるいは、元々偏差値が高い生徒なら、受験知識の蓄積さえあれば難関校に合格を果たすことも難しくないかもしれません。ただ、その時に考えねばならないこと。それは、その生徒に対して、学校がいかに関わったか、その関わりによって、生徒がどのくらいのびていったかということです。
松蔭では、目標探しから目標達成までを、時間をかけて実現していきます。結果や数値よりも結果に至るプロセスを重視しています。

学年別進路達成目標


高1
職業・学問・学部研究を通して、進路に関する幅広い認識をし、その後の進路決定につなげる。
基本的生活習慣を含めて、高校での学習習慣を身につける。

1 進路路全体に関する基本的研究(自己理解→学問→学部)
2 基本的学習生活習慣の確立
3 基礎学力の定着

高2
高1時の幅広い職業・学問研究を受け、高2では、個々の希望に応じた学部・学校・入試システムの研究を通じて、目標を模索する。受験を意識した計画的学習習慣と学力の構築を始める。

1 各自に応じた進路の研究(A学部学科→B大学)
2 入試システム研究
3 具体的目標の模索
4 基礎学力の確立
5 受験勉強の計画・開始

高3
高1から2年間の自己理解と進路研究を踏まえ、個々の希望と実力に応じた大学選びをし、目標に向かって最後まで頑張る。

1 各自の希望と実力に応じた進路目標の確立と進路実現
2 各種情報の提供
3 受験勉強の安定した継続
4 実戦力の養成