コロナ禍で実施が延期されていた、松蔭高校初の取り組みである「シンガポール海外研修旅行」が、2024年10月20日(日)から24日(木)の日程で、無事に実施されました。
1日目(10月20日・日曜日)
いよいよ関西国際空港からシンガポールに向けて出発。約6時間のフライトの後、熱帯気候のシンガポールのチャンギ国際空港へ到着。その後、バスでシンガポールでの初の夕食である中華料理店へ。夕食を美味しくいただいた後、今日はホテルに直行し、ゆっくりと休息をとり、明日から始まる本格的なプログラムにそなえます。
2日目(10月21日・月曜日)
ホテルでビュッフェ形式の朝食をとった後、今日はシンガポールの中心市街へ向かいます。私たちの学校と同じ教派の「聖アンドリュース大聖堂」を見学した後、シンガポールの象徴である「マーライオン」があるベイエリアへ。その後、南部のセントーサ島へ移動して、お昼ご飯を含めて、夕方までゆっくりと「セントーサ島内のフリー研修」となりました。生徒はそれぞれ、事前の申告通り、ユニバーサルスタジオ・シンガポール、水族館、自由散策…等に分かれ、おのおの楽しい時間を過ごしました。
夕飯には、シンガポールのシンボルの一つとなっている、マリーナ・ベイに面した統合型リゾート(IR)、「マリーナベイサンズ」にある“ホーカー“(屋台街)で各自夕飯をとった後、マリーナ・ベイで行われるレーザー光線と噴水のショーである『SPECTRA – 光と水のシンフォニー』を鑑賞しました。
3日目(10月22日・火曜日)
お楽しみ満載の1日だった昨日でしたが、今日は、今回の研修旅行のメインである、「One Day Study Program In “NUS”」を実施しましました。生徒は、それぞれ ⓵多民族・異文化、②水事情・水政策、③教育制度、の各部門のグループに分かれ、各グループには、シンガポール国立大学生を中心とする学生が何人か入り、小グループでの話し合いを行いました。流暢な学生の英語を聞き取ることに苦戦しながらも、生徒たち一人一人も勇気をもって、少し照れながらも英語で受け答えしていました。プログラムの最後には、あちらこちらで大学生の皆さんと記念撮影会が始まるなど、打ち解けた雰囲気でプログラムを終えることができました。その後、配られたサンドイッチを小グループごとに、お気に入りの場所を探して昼食タイムをもちました。
午後からは、シンガポールの遺産と歴史を展示した「国立博物館」と、シンガポールが誇る都市景観の魅惑的な変貌の歴史と、数十年に及ぶ都市計画を紹介する「シンガポール・シティ・ギャラリー」を見学しました。シンガポールの歴史とこれからの国づくり像を知ることができ、シンガポールの躍進と発展の力強さを感じることができました。
夕方には、巨大な人工のスーパーツリー群で有名な、未来型植物園である「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」へ移動し、夕飯後、最新鋭の技術を駆使した光のナイトショー「ガーデンラプソディ」を鑑賞しました。
4日目(10月23日・水曜日)
実質的に活動の最終日となる1日です。午前中には、観光とショッピングを地元の大学生と共に英語で行う、「B&S(Brothers & Sisters)プログラム」(班別自主研修)を行いました。事前に各班で計画したコースを地下鉄のフリーパスなどを利用しながら巡りました。「チャイナタウン」、「リトルインディア」、「アラブストリート」のいずれかは必ず訪ね、昼食も自分たちで店選びをして食べるという、まさに自主研修でした。
午後には、一旦ホテルに集合し、その後、お楽しみの「ブギスショッピングタイム」! ホテル近くのショッピングエリアで自由散策とお土産物を買いに行きました。
夕飯は、「ナイトサファリ」の会場である「シンガポール動物園」で、シンガポール最後の食事をビュッフェスタイルでいただきました。お味噌汁があったことが妙に嬉しかった…。その後、「ナイトサファリ」を楽しみました。
早いもので、明日は帰国となります。「シンガポール動物園」を出発し、夜の「チャンギ国際空港」へ。離陸の時間まで、広い空港内で最後の自由行動をして時間をすごしました。
5日目(10月24日・木曜日)
この4日間、お世話いただいた、各バスのガイドさんたちと別れを惜しみながら、深夜1時30分(日本時間、2時30分)のシンガポール航空で帰路につきました。大変、狭い機内でしたが、旅の疲れからか、離陸後すぐに眠っている人も多かったです。初めての高校海外研修でしたが、大きなケガや病気もなく、全日程を終えることができたこと、神様に感謝です。さまざまな理由から研修に参加できなかった人も何人かいます。その人たちの上にも神様の恵みと導きがある事をお祈りしています。