イースター礼拝

 2025年のイースター(復活祭)は、4月20日でした。松蔭では、4月23日(水)の3時間目、全校生徒が講堂に集まり、「イースター礼拝」をとりおこないました。

 礼拝では、大阪市淀川区にある児童養護施設博愛社のチャプレン(牧師)で、日本聖公会大阪教区主教の 小林 聡 先生がイースターにまつわるお話をしていただきました。 

 お話の中で先生が養護施設の子どもたちと遊んだり、日曜の礼拝をおこなっているときに、いつも思い出される、アンジェラ アキの「手紙~拝啓十五の君へ~」について紹介くださいました。

拝啓この手紙 読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう 15の僕には 誰にも話せない 悩みの種があるのです 未来の自分に あて各手紙なら きっと素直に打ち明けられるだろう 今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は 誰の言葉を信じ歩けばいいの? ひとつしかないこの旨が 何度もばらばらに割れて 苦しい中で今を生きている 今を生きている

 頼るところが見当たらない、自分で受けとめきれない問題だらけ、逃げ出したくなる現実、息苦しさ、表面的には明るくふるまっていても、不安が爆発する時が施設にいる児童の皆さんにはあるとのことでした…。そして先生は、日曜日に一緒に礼拝のお祈りをしているときなどに、この歌詞が心に何度も迫ってくるとのことでした。

 そして、その息苦しい場所に、神様が生きていて、そこにイエスが一緒に息苦しさを感じてくださる。そして、社会の中で後回しにされた人々を最優先される方と自分がつながっていると感じられることは大きな希望と勇気を与えてくれることだと信じます。

 イースターのこの時期に、一人一人が、いつもより少し優しい気持ちを持つことができ、それぞれがもつ、さまざまな悩みや苦しみ、不安などが少し癒されたきがする、あたたかな礼拝となりました。

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