人権教育の一つとして、今年度は世界的パフォーマーであるChang Haeng.(ちゃんへん.)さんにお越しいただき、ジャグリングショーと講演をしていただきました。
中学生も高校生も、いろいろな道具を用いたパフォーマンスに心を奪われていました。その後、在日三世としての生い立ちや、これにまつわる世界の歴史、今残されている課題などを分かりやすく説明し、明るくユーモアたっぷりに、「生きること」を語ってくださいました。
講演の最後には、ご自身が作詞・作曲された「Ghost Blues」「根無草」を歌ってくださいました。
Chang Haeng.さんYoutube→こちら X(旧Twitter)→こちら
生徒の感想
・とにかくパフォーマンスがすごくて驚きました。そして朝鮮半島の歴史を、授業で習ったこと以上に詳しく知ることができました。心が苦しくなりましたが、ちゃんへん.さんが明るく力強く話してくれたので、「夢をもつこと」って本当にすごく大切だと感じました。
・済州島の四・三事件を初めて知りました。後で詳しく調べ、重くつらい気持ちになりました。朝鮮戦争がまだ終わっていないこと、いろいろな国が関わってこの戦争が終わらないことに心が痛みました。
・ちゃんへん.さんのお母さんやお話に登場した人たちがとても勢いがあって印象的です。学校で学んだ歴史の難しい部分も、分かりやすく明るく教えてもらえたし、何より「韓国と北朝鮮に国境がない」という事実に実感がもてました。ニュース・韓国ドラマで見る軍事境界線をはさんだシーンも、そういうことか、と分かりました。
・壮絶ないじめの内容を聞いて、とてもつらくなりました。でも「素敵な夢をもつ人は、いじめなどしない。」という言葉に感動しました。
・つらいときには逃げてもいいと言っていましたが、ご本人は逃げることではなく夢をもって頑張れることを見つけて行動を起こした。その結果、こんなにもすごい人になったのだ、と心を打たれました。