2023年3月1日、時折吹く風の中にほんの少し春の暖かさが感じられたこの日、第75回となる松蔭高等学校卒業式が執り行われました。
高校3年生は、慣れ親しんだ制服を綺麗に着こなし、白いデンファレを胸につけて式に臨みました。コロナ禍での制限がようやく少しゆるみ、式では全員で聖歌を歌い、卒業証書の授与の時にはマスクを外すことができました。
卒業生代表の答辞では、そのコロナで思い描いていた青春をおくれなかったことを悔やみつつも、変わらぬ日常の中で支えてくれた両親や先生への感謝、そして支え合った友人達とのマスク姿の写真が一番の宝物だと述べられました。
式の前後の教室では、卒業を迎えた晴れやかな笑顔が溢れ、友人どうしで卒業アルバムにメッセージを書きあいながら別れを惜しむ様子があちこちでみられました。
この学年の学年目標は「人はそれぞれの歌をもつ」。
真面目な歌、コミカルな歌、せっかちな歌、スローな歌、、、いろいろな歌がありました。生徒たちは、それらの歌にしっかり耳を傾けながら、自分の歌も懸命に歌いあげてきました。今後は松蔭で身につけたその歌を大切にしながら、多くの人と関わり、沢山の幸せを掴んで欲しいと思います。
高校3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!