今年の聖週(イエスが十字架にかかる週)は、新学期が始まっていたため、14日(木)と15日(金)にそれぞれ特別な礼拝を行いました。
14日は、聖木曜日礼拝で聖餐式を執行しました。聖餐式とは、イエスと弟子たちの最後の食事をもとに作られた礼拝で、キリスト教会で大切な礼拝です。コロナ禍の下、教会で自粛されていましたが、規制緩和に従い今回実施することができました。礼拝の最後に、洗礼を受けた方はパンを食し、それ以外の方は祝福の祈りを受けて、イエスの最後の晩餐を思い起こしました。
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15日は、聖金曜日礼拝で消火礼拝を執行しました。聖金曜日はイエスが十字架に掛かった日で、色々な方法でその出来事を追体験する礼拝がおこなわれます。本校ではイエスの最後の7つの言葉を朗読しつつ、ロウソクを消していく「消火礼拝」を行いました。ロウソクの炎に、イエスの命と、私たちへの恵みを重ね合わせつつ、それが消えていく事を感じ取る礼拝です。消えた炎は三日後のイースターに再びともされます。
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両日とも参加者にはシュロの葉で作った十字架をプレゼントしました。これは、イエスが十字架に掛かる前の日曜日に大勢の人々がシュロの葉などを振ってイエスを迎えた故事にならっています。
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いつもと少し違った礼拝と、その意味に触れた生徒達は、イースターに向けて気持ちをあらたにした様子でした。