松蔭高等学校では、多彩な学習指導や各種進路学習を通して生まれる学力・適性・関心等に応じて、次のような多様な進路実現がかないます。

近年の多分野進学希望にともなって、外部進学者数が内部進学者数より多い状況が続いている。

  • 内部進学は、希望すれば全員進学できる。成績によっては、授業料軽減や併願受験などの特典もある。
  • 外部進学希望者には、各自の進路実現に向けて、授業や進学補習といった学習指導のみならず、進路学習や、各種進路行事、情報提供も常時実施している。

本校では中学から進路指導を体系的に行い、生徒一人一人が各自の将来の人生について考えた上で、個々の希望に応じた進路実現をかなえていくことを目指している。その結果として、進学先の学校も学問分野も多様な結果となっている。また、近年、全国の入試方式は大きく変化してきていて、どの大学も多様な入試を実施し、全国の私立大の推薦・総合型選抜による入学者数は一般選抜による入学者数を上回っている。本校では、これらの多様な入試方式を積極的に生かして、各自が個々の希望の進路を実現していけるように指導している。


一般選抜

一般選抜は年明けに実施されるが、一般選抜自体多様化してきていることもあり、高校1年時からこれらの入試方式を説明し、得意教科を生かせる入試方式を選択することや、最後まであきらめずに複数回受験にも挑戦すること等、各種進路ガイダンスをおこなっている。さらに、各学年3回以上の実力考査を実施し、多くの教科科目で進学補習を実施している。また、高校3年の3学期には通常の授業ではなく、進路に応じた各種受験対策の直前進学補習を実施している。


学校推薦型選抜

本校では100校以上の大学短大の指定校推薦枠があり、年々増えている。本校では、これらの指定校推薦を高校1年時からすべて公表している。推薦される者は、大学により提示された条件をクリアした希望者から、3年間の成績・生活面等の成果によって選ばれる。 具体的には提携校として立教大(23年度全学部計8名)の枠があります。また、関西学院大(10名)・関西大(9名)・立命館大(2名)・近畿大・甲南大・神戸女学院大・国際基督教大の7大学だけでも、例年の本校の外部大学進学人数の70%以上の枠がある。
他にも、医療・看護・保育・芸術をはじめ多方面の進路先に、多くの生徒が年内に指定校制や公募制の推薦受験や下記の総合型選抜で合格を決めている。
そして、早期に合格が決まった後は、Blue Earth Project (プロジェクトベースドラーニングという新しい教育活動の成功例として文部科学省からも評価をいただいている。)を通して、卒業までの期間を生かして、社会の多様な価値観や、社会との関わりや、人生(生き方)について学ぶことが出来、一足早く広い意味での大学生活の準備をすることができる。


総合型選抜(AO入試)

総合型選抜とは昨今大学受験で広がってきている入試方式で、大学の求める学生像と照らし合わせて合否が判断されるものである。教科学力はもちろんのこと、小論文・面接・プレゼンテーション等の広い意味での学力も問われる入試となっている。本校では、生徒会活動やクラブ活動、Blue Earth Project等で、各自が目標や問題意識を持って活発に活動していることもあり、この入試方式を生かして難関大学に合格していく生徒が毎年いる。


神戸松蔭女子学院大学への内部進学のメリット
【併願受験】
成績上位生徒(2023年度高3の場合、校内席次が在籍人数の2/3まで)は、神戸松蔭女子学院大学の特別推薦受験をし、合格を得た後、他大学の受験が可能。(特別推薦の合格後、入学金等の手続きは2月下旬までしなくてよい。)
【授業料軽減(専願者)】
専願者全員に、入学金が給付される。成績によっては、校納金の半額も最大4年間にわたり給付される。