※以下について、 保護者の皆さまも必ず把握しておいてください。
1 生徒心得
キリスト教 (主義) 学校に学ぶ生徒として、本校生徒は次のことを心がける。
1 自律の心をもって、 自己の向上に努めること。
2 本校に学ぶ生徒としての誇りと自覚をもち、 責任ある行動をとるよう心がけること。
3 社会の一員であることを自覚し、 他者の人格を尊重すること。
2 禁止規定と罰則
<禁止規定>
本校生徒として次の事項を禁止する。
1 法律や条例に違反する行為。
2 他者の尊厳を侵す行為。
3 本校生徒としてふさわしくない態度や行為。
➀ 正当な理由なく学校を欠席・遅刻・早退すること。
② 登下校時をふくめ校内で定められた服装規定を守らないこと。
③ 試験において不正行為を行うこと。
④ 保護者の許可なく外泊すること。
⑤ 学校の許可なく次の行為をすること。
◇アルバイト ◇自動車等運転免許証の取得 ◇テレビ ラジオ等への出演、雑誌等への掲載
⑥ その他本校生徒としてふさわしくないと判断された態度 行為。
<罰則>
1 禁止規定に反した行為のあった者は、 生徒指導会議の審議を経て学校長より戒告 謹慎の処分に附せられる。
2 禁止規定に著しく反した行為のあった者及び第1項の処分を受けてもなお反省の見込みのない者は、 生徒指導会議の審議の後、 職員会議の を経て、 学校長より除籍 (退学) の処分に附せられる。
<附則>
1 3の②に反した行為のあった者については、上記の処分を課す前に定められた規定を守るように指導を行う。 指導を受けても反省の見込みのない者は上記の処分に附せられる。
2 3の③に反した行為のあった者は、上記の処分に附せられるとともに、当該科目を0点とする。
3 服装規定・服装規定細則
<服装規定>
服装は、次の規定及び別に定める細則を守り、端正に整えなければならない。
1 制服着用。校章は左胸につける。
2 カーディガン・オーバーコート ハーフコート・ベルト ソックスは、学校規定のものを着用する。
3 靴は黒の短靴とし、 運動靴での通学は認めない。
4 ストッキングは黒。 無地に限る。
5 カバンは、学校規定のものに限る。 補助カバン等については学校で認められたものに限る。
6 頭髪は端正に保ち、 自然のままにしておく。 脱色・染色・パーマなどはしてはならない。
7 化粧はしてはならない。 また、 装身具等をつけてはならない。
8 帽子着用は夏期のみとし、 学校規定のものに限る。
<服装規定細則>
1 制服:丈は、 膝下 (床より約35cm)にし、カフス・カラーを清潔に保つ。
2 カバン :常に制カバンを持つこと。学校行事・定期考査のときは補助カバンだけでも良い。
3 補助カバン:布地は、 紺または白のデニムか綿ギャバに限る。 大きさは、 幅約38cm、 深さ34cmとし、 模様は全体の3分の1までとする。制カバン・補助カバンでも荷物が入らないときは紙袋を持つ。
4 オーバー:高校生より着用のこと。
5 頭髪:だらしなくならないよう、髪の長さが肩下のものはくくるように心がける。
6 髪留め :頭髪を端正に整えるために用いてもよい。
髪留めは華美にならないようにし、 色は白黒・茶・紺の一 色に限る。
制服の由来
制服は1925年(大正14年) に制定されました。それまでは着物で、 ただ地味に質素にというだけで自由でしたが、だんだん華やかになり世間でも評判になったので、同窓会が制服制定を提案しました。卒業生のお母さんが作った3つのデザインの中から宣教師のミストロット先生が選んだのが今のワンピースです。 胸のShoin Mission SchoolのSMSマークは当時の図画の立田先生の考案で「神様はここにいる」という意味で胸の中央につけられました。制定時は夏服も長袖でした。ほかは変わることなく今に続いています。
4 登下校
1 登下校時は、出来るだけ王子公園駅や灘駅から(まで) 歩くようにする。タクシーは利用しない。
2 登下校時には寄り道をしない。 買い物をしたり、飲食店に立ち寄ったりしない。 どうしても用事のある時は、 生徒手帳で届け担任の許可を得る。
3 公共のマナーを守る。
4 長期休暇・休日の登下校も制服で行う。
5 登校後は下校時間まで許可なく校外に出ない。
5 校外生活について
1 学校外での生活については、保護者の監督責任のもとで行動すること。
2 外出などに関しては、 特に次の点に留意する。
➀ 公共のマナーを守る。
② 同行の友人 行先 帰宅時間などを保護者に伝える。
③ 私服でも中高生らしい服装を心がける。
④ 風紀上好ましくない場所には行かない。
⑤ 夜間の外出はひかえる。 必要がある場合は、 保護者同伴とする。
⑥ 友人宅への外泊は、必ず、双方の保護者の了解のもとで行うものとする。
⑦ 旅行・キャンプは、保護者の監督・保護のもとで行う。 付き添いのない生徒同士の旅行は禁止する。
3 禁止規定に明記しているように、 アルバイトは禁止とする。 ただし、 どうしても経済的に困難な状況が生じた場合、 担任 学年に相談する。
6 部活動に関する諸注意
1 下校時間に関して
➀ 下校時間の15分前には、 部活動をやめて、下校時間には校門を出ること。
(更衣の必要な部は、 早く更衣をすませること。)
② 下校時間を守ろうとしないクラブは、活動停止にすることがある。
③ ただし、顧問が許可し、学校へ届け出た場合は、原則として大会前(展覧会 演奏会など) の2週間に限り、 1時間の延長を認める。
2 部室や部活動に使用した教室は、下校時に、 部員が責任を持って戸締まり消灯をし、鍵を職員室へ戻す。
3 日・祝日は、校舎への出入り口はすべて閉まっているので、体育館・校舎への出入りは、顧問の指示に従う。
4 長期休暇中・休日は制服を着用して登下校することを原則とするが、顧問の指示によりユニフォームで登下校しても良い時がある。
7 ソーシャルメディアの利用について
皆さんには、中高時代にしかできない経験、直接的な体験をたくさんしてほしいと思います。そのために多くの時間を割くべきだと考えています。良い睡眠や良い食事をとる、よく勉強し運動するといった基本的な良い生活習慣を、ぜひ身につけてください。 また、良い人間関係を築くこともとても大切です。 中高時代に、直接顔を見合って会話をし、信頼し合える良い友人関係を築いてほしいと願っています。
ところで、ソーシャルメディアは魅力的な道具です。使っているとあっという間に時間が経ってしまうこともあるでしょう。しかし、残念ですが、根拠の曖昧な情報をソーシャルメディアで発信する人やソーシャルメディアを悪用す る人もいるのだということを、知っておかなくてはなりません。皆さんには、ネット上に掲載されている情報の真偽を見極められるようになってほしいと願っています。それから、ソーシャルメディアは、文字による素早いコミュニケ ーションを可能にします。でも、 だからこそ、真意が伝わらなかったり誤解が 生じたりして、トラブルを生じさせることがあります。 どのように使えば自分 も相手も気持ち良いのか、よく考えて、 ソーシャルメディアを上手に使えるようになってほしいと願っています。
以下に、ソーシャルメディアの利用についての留意事項を記載します。守らなければならないことと、使う場合の指針としてほしいことの、両方が書いて あります。「 ICTデバイスについて」 と合わせて熟読し、 ソーシャルメデ ィアを有意義に使いこなせるようになってください。
1 守るべきこと
➀ 自分を含む個人を特定できる情報は、掲載しない。
② 自分以外の人の情報を掲載する場合は、必ず本人の許可を得る。
③ 個人や団体の誹謗中傷、事件予告のような情報を掲載しない。
④ ネット上で知り合った人と個人情報を交換したり、 気軽に会ったりしない。
※「ソーシャルメディアは誰にでも閲覧できる」 「一度掲載された情報 を完全に削除することはできない」 ということを必ず覚えておいてく ださい。 自分や周囲の人を守ること。 傷つけないこと。
※上記に反する行為を学校は許しません。 守れない場合は警察のお世 話になることもあると覚えておいてください。
2 具体的な使い方
➀ 家庭
・話し合って適切な利用時間を決め、 守ってください。
・利用料金に注意してください。 保護者の確認も必要です。
・けじめのある使い方をするために、「リビング充電」 「21時までLINE」 を推奨しています。
② 学校
・「携帯電話持参許可願」 を提出した場合は、 持参を許可しています。 「フィルタリングの設定」 が必須条件です。
・携帯電話は朝礼時に学校に預けてください。 終礼時に返却します。
③ 登下校などの移動時
・歩きスマホや音楽を聴きながらの利用は、たいへん危険です。 してはいけません。
④ 相談窓口
・問題が生じたら、 一人で悩まずに、 周囲の信頼できる大人に相談してください。
・兵庫県には、 下記の相談窓口もあります。
*少年相談室 「ヤングトーク」
0120-786-109 (平日9:00~17:00 夜間・休日は留守番電話にて対応)
Fax 078-351-7829
* 警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課
078-341-7441 (9:00-17:45)
校名「松蔭」の意味
松蔭の創設を英国へ報告する宣教師の手紙に学校の名前について、The school’s name is Shoin-jogakko, “The School of the Pine Shade.” とあります。「松の蔭の学校」という意味です。これには深い意味があります。
開校時の校舎は、現在の中央区北野町、異人館の観光ルートになっている一角にありました。そ こに戦国時代の歴史にも出てくる松の老大木が茂り、校舎に心地よい蔭を作っていました。いつの頃からか 「北野の三本松」と呼ばれる名木です。私は色鮮やかな緑を変わらず永く保ち、 純潔、 強さ、慎み深さを意味する日本的な木です。宣教師たちは、外国人が創った学校であっても日本女性 としての高い教育教養を身につけさせる学校の象徴として「松」はふさわしい、と考え校名に選び ました。「日本固有の木である松の木蔭で日本人としての生き方を学ぶ学校」、 宣教師はそう記しています。キリスト教排撃の風潮が高まる時代でしたから日本語でただ「松蔭」と名づけました。