1939年2月に完成したこの校歌は、松蔭高等女学校第23回生が、その卒業記念として学校に寄贈したものです。歌詞は、時の浅野校長自ら創作にあたり、作曲は、「赤とんぼ」「からたちの花」等を作曲した作曲家山田耕筰氏に依頼。素直でやさしい松蔭生をそのまま表現したようなメロディーが作られたのです。また、校歌の楽譜の表紙には制服姿の松蔭生が、当時松蔭の講師であった小磯良平氏によって描かれました。

松蔭女子学院校歌
作詞:浅野 勇 作曲:山田 耕筰 編曲:西 幹夫


ああ清浄のすぐなる心 仰ぎみる
天そそる山摩耶六甲
声高らかに歌いつつ いざや登らなん


おお明朗のすずしき眼 みはるかす
はてなき海よ紀伊越えて
思いを遠くたたえつつ いざや祈らなん


ああ生々の深きゆかりを 永遠にみる
窓辺に近き松の森
かわらぬ恵憶えつつ いざや学ばなん


おお脈々と若き血潮の おどるかな
光みなぎる庭面に
伸びゆく力試しつつ いざや鍛えなん


ああ金色の夕映の空 つつましく
しずもる島や淡路島
おみなのつとめ守りつつ いざや励まなん

 松蔭女子学院校歌(管弦楽)

【高音質】6MB

 

【低音質】0.6MB

 

松蔭女子学院校歌(合唱)

【高音質】6MB

 

【低音質】0.7MB