1.礼拝とは
礼拝を初めて経験する人も多いことでしょう。礼拝は、英語で”サーヴィス”(仕えること=神に仕えること)とか”ワークシップ”(価値のあること=神の前に価値のあること)と呼ばれ、松蔭でもさまざまな活動を「礼拝」(祈り)をもって始めています。
特に
謙虚に神の前に立ち神の声を聴くために、
自らの行いを省みるために、
自らを神にささげるために、
他者と出会うために、
色々なときにその場に応じた礼拝を行います。
礼拝に積極的に参加し、礼拝のもつ「価値」を卒業までに見出してください。
2.月・水 朝の礼拝時間 及び参加する時の注意
中学校 毎水曜日 午前8時30分~50分 8時25分に教室点呼の後、
高等学校 毎月曜日 午前8時30分~50分 講堂へ移動します。
①聖歌集や必要なものを忘れない。(逆に不要なものは持って行かない。)
②講堂には静かに入る。入ったら、おしゃべりをやめ、礼拝を受ける心の準備をしましょう。
③遅刻した者は、遅刻者の席に座って礼拝を受けましょう。
3.特別礼拝
キリスト教の祝日や宗教週間などでは、授業時間を使い、特別礼拝を行います。
◇いずれも講堂で行います。
◇礼拝では献金をささげます。その目的を理解し、各自の思いに従って用意しましょう。
◇それぞれ礼拝用の式次第や、聖歌集を忘れずに持っていってください。
①イースター礼拝(4月頃)
イエス様の復活の意味を学び祝う礼拝を行います。
②宗教週間特別礼拝(1学期・2学期)
年2回の宗教週間(1学期・2学期)には、特別な講師を迎えてお話を聴きます。
③クリスマス礼拝(12月)
イエス様の誕生を祝い、またクリスマスの本当の意味を学びます。
*この日の放課後には、クリスマス祝会等のイベントも企画します。
※ 献金については後に注釈をのせています。
4.自由礼拝(チャペルにて)
月・水の礼拝以外にも、参加自由な礼拝が行われています。ぜひ在学中に、積極的に参加してみましょう。
①朝の祈り:毎日8時15~30分
気持ちよく一日をスタートできるように、始業前に短いお祈りの会を行っています。
➁ヌーンサーヴィス:毎金曜日13時~13時20分
一週間の終りに感謝の祈りをささげます。
③お誕生日礼拝:毎月1回の昼休み13時~13時20分
詳しい日程は、行事予定表またはチャペルニュースなどの案内を見てください。
◇その他、時に応じて自由礼拝が計画されますので、ふるって参加してください。
詳しくはチャペルニュースなどの案内を見てください。
5.感謝礼拝
神様への松蔭入学・卒業の報告、感謝の気持ちを伝えるため、神戸聖ミカエル大聖堂(松蔭の母教会)などで礼拝を行います。日時や献金等の詳しい事は、各学年から渡されるプリントを見てください。
6.校外拝・野外活動(修学旅行やキャンプ)での礼拝
校内だけでなく、修学旅行やキャンプなど色々な活動でも、礼拝や祈りの時間を持ちます。多くの場合生徒の皆さんに司会進行や祈りをささげてもらうことになります。詳しくは行事前に、学年の先生や礼拝担当者から説明がありますから、よく聴いて、しっかり準備しましょう。
7.チャプレンとは
チャプレンとは、学校に配属された牧師のことで、主に宗教活動の責任を負っている者です。
礼拝のことや宗教的な相談、そのほか何でもチャペルまで気軽に訪ねてください。
献金ってなに?
キリスト教会ができた最初の頃、人々は自分自身ができる色々なことを神様にささげていました。たとえば、パンを焼くのがうまい人は、パンを焼き、それを神様にささげました。また、歌が上手い人は歌を歌うことを神様にささげ、元気で力のある人は力仕事をして、それを神様にささげました。つまり、自分のもっている能力やできることを神様にささげ、他の人のために役立てていました。今私たちが良く知っている言葉や内容で言うならば、「ボランティア」とか「奉仕」という言葉がピッタリとするでしょうか。
いつしか、社会の制度が変わり、力仕事や物の代わりに、お金を集め、お金によって他の人に必要なものをそろえることに変わっていきました。そしてそのように集めたお金を「献金」と呼ぶようになっていったのです。しかし、できる事をささげることからお金を集めることに変わっても、精神は同じです。献金は、いつも相手の事を思い考えつつささげて欲しいものです。礼拝前に献金先についてお知らせしますから、必要としている方々や団体のことをよく知ってください。
なお、よく「いくらしたらいいの?」と金額のことを質問されます。例を挙げるならば、自分がしたい事で我慢できることを我慢し(ジュース1本飲むのを我慢するとか、漫画1冊買うのを我慢するとか)、相手を思いやり、ささげていけばよいかなと思います。以前毎日色々なことを少し我慢してお金を貯め続け、ささげてくださった方もおられます。何よりも気持ちが大切です。自分のできる範囲で心を込めてささげてください。