求める生徒像 Admission Policy アドミッション ポリシー

松蔭女子学院はキリスト教精神を柱とし、聖書の一節にある言葉「一粒のからし種」(A Grain of Mustard Seed)を教育理念として掲げている。わずか1ミリ程のからし種が数メートルの大きな木へと成長するように、松蔭での学びを通して絶えず自分を見つめ直し、古い殻を破り新しい自分を発見することによって個性を確立し、社会に貢献する女性として大きく成長して欲しい。中学校は「Open Heart, Open Mind」をスクールモットーとし、グローバル社会において国籍や人種・民族・宗教・性別の違いや障害の有無といった隔ての壁を乗り越え、心を開いて他者を受け容れ、思いを自由にして誠実に人と向き合う、公平でフェアな人間愛をもつ女性を育てることを目標にしている。このような本学院の教育理念やスクールモットーを理解する入学生を求める。

ディベロプメンタル・ストリーム Developmental Stream(DS)

  • 自他を尊重する姿勢やコミュニケーション力、人間力を高め、昨日よりも今日、今日よりも明日と一歩ずつ成長し、  自らを向上させようとする気持ちを持つ。
  • 日本語(国語)力を身に付け、読書に親しもうとする姿勢がある。
  • 実施される多くの体験プログラム等に積極的に参加する意欲がある。
  • 英語習得に意欲がある。
  • 国際理解、異文化交流に興味・関心がある。

グローバル・ストリーム Global Stream(GS)

  • 多様な人とその背景にある文化との関わりの中で、他者を尊敬し、自らのアイデンティティを見つめ、自分の道を切り拓こうとするチャレンジ精神を持つ。
  • 幅広い知識習得と論理的思考、表現方法、ICTスキルを学ぼうとする意欲があり、他者と協働するグループ学習や  プロジェクト学習に積極的に参加する姿勢がある。
  • グローバルな学びを視野に高校や大学進学を考え、将来、国内外で国際的活動や仕事に就くことを希望している。
  • CEFR A1レベル以上の英語力や英検3~4級レベル(語彙数約800程度)を既習済みであることが望ましい。

 

 教育の方針 Curriculum Policy カリキュラム ポリシー

松蔭の教育の柱(Main Stream)は、聖書(Bible)と言語(Language)である。さらに、グローバル思考(Global Mindset)・勇気(Courage)・知恵(Resourcefulness)を加えた5つをキーワードとし、21世紀のグローバル社会を生き抜く女性を育成する。Developmental Stream(DS)とGlobal Stream(GS)の各ストリームは、英語を学び、英語を通じたグローバル感覚の育成をはかることができるよう教育課程を編成するとともに、授業を通じて生徒の五感に訴えかけながらより主体的な学びを促す。

ディベロプメンタル・ストリーム Developmental Stream(DS)

  • 学習指導要領の所定の学習内容を着実に習得することに留意し、知識技能の定着を図る。
  • 自らと深く向き合い、考えを言語化、文章化できる国語力の習得をめざす。
  • 英語4技能(Listening・Reading・Speaking・Writing)習得指導の強化で、国際的なコミュニケーション力を養う。
  • 教育課程内外で知的好奇心や探究心を刺激する学習を推進する。
  • 学校行事や校外での体験的プログラムを通じ、他者との関わりの中でソーシャルスキルを身につけ、自立した人間として求められる「人間力」、「命を育む力」「社会に貢献する力」を養う。

グローバル・ストリーム Global Stream(GS)

  • 英語力の向上だけでなく、今後のグローバル社会で必須とされる力、特に、コミュニケーション能力・ICTスキル・柔軟な論理的思考とその表現力等を育成する。
  • PBL(課題解決学習)を個別に、またグループで取り入れ、リーダー力、協調力を身につける指導を行う。
  • 学びの成果を学内外へ生徒主体で発信できるようにする。
  • 国内外で人種、民族、宗教などを問わず、多様な人と関わり、その背景にある文化を理解し、尊重できるようにする。
  • グローバルな視野に立ち、自己のアイデンティティ形成の礎となる学習や体験の機会を発達段階に応じて設ける。

 卒業時に身につける力 Diploma Policy ディプロマ ポリシー

ディベロプメンタル・ストリーム Developmental Stream(DS)

  • 英語4技能をバランスよく身につけ、CEFR A1~A2レベル(英検3~準2級)の英語力を持ち、グローバル社会を生き抜く女性としてふさわしい知識・スキル・心身の基礎を身につけている。
  • 様々な体験プログラムの学習から、社会の様々な方面に目を向け、人との関わりの中で他者を思いやる心を育て、自分の考えを言語化できる力を持つ。
  • コミュニケーション力を柔軟に発揮でき、国際的視野を持った人物として、高校LS Courseでの学習の取り組みの基礎を身につけている。
  • 平和、人権など国内外の様々な問題に目を向けようとする姿勢を持つ。

グローバル・ストリーム Global Stream(GS)

  • 国際理解に富み、CEFR  B1レベル(英検2級・GTEC960 程度)以上の英語力を習得し、日常英会話であれば臆することなく話すことができる実践力を持つ。
  • 日本語と英語の両方で、ICTツールを利用したデータ分析やプレゼンテーションを行うことができ、どのような課題であっても分析し(課題発見力)、思考、判断し(思考力・判断力)、その解決のために立案し(計画力)、実行できる力(目標達成力)を備える。
  • 他者との関わりや集団での対話において、相手を尊重しながら自分の主張を伝えて円滑に議論を重ねることができ、さらに、ファシリテータ(進行役、調整役)も担うことができる。