はじめに
本校は今年度も、韓国・大邱市にある姉妹校である信明高等学校・聖明女子中学校を5泊6日の日程で訪問し、充実した国際交流研修を実施しました。現地校での授業参加や生徒同士の交流に加え、韓服体験や韓国茶道体験、慶州の世界遺産見学など、多彩なプログラムを通して韓国の文化や歴史への理解を深めました。
なかでも、2泊3日のホームステイは今回の研修の大きなハイライトとなり、生徒たちはホストシスターやホストファミリーと忘れられない時間を過ごしました。
8月19日(水)
浅井校長先生、学年主任の先生方、保護者の皆様に見送られ、本校を出発しました。釜山での入国審査に時間を要し、歓迎式には予定より遅れて到着しましたが、現地では盛大で温かい歓迎を受けました。
歓迎式で毎年恒例となっているダンス披露では、夏休み中の練習の成果を存分に発揮し、会場を大いに盛り上げました。生徒たちは事前にホストシスターと連絡を取り合っていたこともあり、対面を心待ちにしていました。初対面の瞬間こそ緊張した様子でしたがすぐに打ち解け、いよいよ6日間の交流がスタートしました。





8月20日(木)
体験授業① 国語(韓国語)
K-popの歌詞や宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を題材に、「詩」について学びました。生徒たちはホストシスターと協力しながら、「そういうものにわたしはなりたい(그런 사람이 되고 싶다)」というフレーズを使って、自由に文章を作りました。
給食をいただいた後は、啓明大学校を訪問し、博物館や図書館、チャペルなどを見学しました。チャペルでは約3,800本のパイプを備える世界屈指のパイプオルガンによる演奏を鑑賞し、神聖で荘厳な時間を過ごしました。
その後、韓学村では憧れのチマチョゴリを着用し、韓国の伝統的な礼儀作法や茶道を体験しました。日本の茶道とは異なる形式に触れながらも、お茶とお菓子を囲む文化には共通点が多いことを実感しました。








8月21日(金)
体験授業② テコンドー
道着に着替え、基本動作や板割りに挑戦しました。板にはそれぞれの夢を書き、ホストシスターから応援メッセージをもらいました。名前入りの帯は、大切な思い出として日本へ持ち帰りました。
体験授業③ 音楽
韓国の伝統歌「アリラン」と日本の「さくらさくら」を比較しながら、両国の音階の違いについて学びました。ハンドベルによる合同演奏では、国境を越えた息の合った美しい音色が響きました。
体験授業④ 英語(プレゼンテーション)
日本の伝統文化やポップカルチャー、本校での学校生活について韓国語で発表しました。練習を重ねた成果を発揮し、堂々と発表する姿に、信明・聖明の生徒たちも熱心に耳を傾けてくれました。
体験授業⑤ 日本語
「はぁって言うゲーム」を通して交流を深めました。言葉だけでなく、表情や声のトーンによって感情を伝える面白さを体験し、言語が異なっても感情表現には多くの共通点があることを学びました。
夕食には参鶏湯(サムゲタン)をいただきました。韓国では「熱をもって熱を制す」という考え方から、暑い時期に滋養強壮のために食べる習慣があるそうです。
その後、いよいよホームステイが始まり、生徒たちはそれぞれホストファミリーとともに各家庭へ向かいました。






8月22日(土)
午前中はホストファミリーと過ごし、午後からは慶州を訪れました。
慶州は約1,000年にわたり新羅王朝の都として栄えた歴史都市で、街全体が世界遺産に登録されています。古墳群や人気の観光スポットであるファンリダンギル、東洋最古の天文台とされる瞻星台(チョムソンデ)、夜景が美しい東宮と月池などを見学し、歴史と現代文化が調和する街の魅力を存分に味わいました。
この日もホームステイが続き、それぞれの家庭で温かな時間を過ごしました。



8月23日(日)
夕方までホストファミリーと過ごした後、たくさんの思い出とお土産を抱えて学校に集合しました。
短い期間ではありましたが、生徒たちは家族の一員のように温かく迎えられ、深い絆を築くことができました。別れの際には涙を流す姿も多く見られました。言語や国籍が違っても、人と人との心のつながりや家族の温かさは共通であることを実感し、このような交流こそが国際理解と平和への第一歩であることを学びました。
名残を惜しみながらも、大邱を後にして釜山へ向かいました。


8月24日(月)
午前中は空港近くのショッピングモールで最後の自由時間を過ごしました。最後に購入したお土産が保安検査で引っかかるというハプニングもありましたが、それもまた楽しい思い出の一つとなりました。
午後の便で無事帰国し、澤田副校長先生やご家族の皆様に迎えられました。帰国した生徒たちの表情からは、今回の研修が実り多く、かけがえのない経験となったことが伝わってきました。

今回の研修を支えてくださった保護者の皆様、信明高等学校・聖明女子中学校の先生方、そして家族の一員のように温かく迎えてくださったホストファミリーの皆様に心より感謝申し上げます。
次は冬に、私たちが信明聖明の皆さんをお迎えする番です。今回いただいた温かなおもてなしや心遣い、そして交流の中で感じた感動を、今度は私たちがお返しできるよう、感謝の気持ちを胸に心を込めて準備を進めてまいります。





