3月7日(金)、学年末考査が終った日の放課後、高校2年生はマナ助産院院の永原郁子先生をお招きして「幸せな人生を築くために ~いのちと性の話~ 」と題して講演をしていただきました。母と子の絆の始まりである“おへそ”(へその緒)の話から始まりました。また、赤ちゃんの誕生については「深刻な飢餓状態の国や地域で生まれる赤ちゃんも、少し小さめではあるものの、まるまると太った赤ちゃんが生まれる…」という話から、母親は、自分の体の栄養分を犠牲にしてまでも我が子に与えて命がけで出産するというお話を聞きました。あらためて命をかけて出産し、育ててくれた母親、父親、そして、自分をとりまく多くの人々への感謝の気持ちを再確認しました。


その他、様々な「性の知識」や「自分の“いのちの元”が赤ちゃんになる前にすることがある!」という話では、①自分が稼いだお金でモノが買えるだけの収入があること! ②安心・安全に子育てができる家や部屋があること! ③心の準備があること! ④しっかりと自立すること! ⑤ベストパートナーとの出会いであること! というお話を聞きました。そして、聖書の箇所をふまえて“ベストパートナー”について、わかりやすくお話していただきました。また、のぞまぬ妊娠を防ぐための避妊法についてもお話いただき、ピルやコンドームを使っての避妊には100%はない!とうこともお聞きしました。その他、「新生児殺害遺棄事件」の増加の問題や「性感染症」についてもお話しいただきました。
また、人工中絶大国といわれる日本の現状もお伺いし、そのような悲しいことにならないようにと、『ちいさないのち―窓辺の赤ちゃんたち』の絵本をスライドで映しながら、優しく読み聞かせしていただきました。



今回の講演会で、幸せな人生を築くために、自分を大切にし、また自分のことのように他の人を大切することで愛の心を大きくすることの大切さを知ることができました。また今後、何か困ったことがあった場合には、支援してくれる施設や相談できる人たちがいてくださることもれて、今後の生徒たちにとって大きな“人生の保険”を得ることができたのではないかと思います。