12月11日(月)に、日本最古のモスクである神戸ムスリムモスクを、希望者14名と教員2名で訪問しました。高校1年の月曜日の放課後プログラム「学びの興味を育てるための取り組み」として、事前学習でイスラム教成立の歴史やイスラム教の教えなどを、キリスト教やユダヤ教と比較しながら学び、モスクを訪ねました。
イ ス ラ ム 教 の 基 本 を 教 わ る
エキゾチックなモスクのたたずまいに興奮しながらも少し緊張していた生徒たちですが、モスクの中でイマームと呼ばれる指導者の方に神戸ムスリムモスクの歴史やイスラム教の教えについて改めて教えていただき、次第に緊張がほぐれてきました。特に、創世記や申命記などに書かれている内容をムスリムの方も共有していることがよくわかるお話でした。
「 お 祈 り 」 に 参 加
3時半からの礼拝では女性用の礼拝場所で参加させていただきました。作法がわからず最初は右往左往してしまいましたが、何とか最後まで参加することができました。礼拝後、同席したムスリムの方と話をした生徒もいました。地下や3階も案内していただき、祈りに特化された場の重みをそれぞれが感じていました。
「 お 祈 り 」を終えて
「行く前は怖かったけれど、お会いした方々は優しく、印象が大きく変わった」「もっと聖書を読んで勉強し、理解を深めたい」という感想も多くありました。また、「礼拝の時間がわかる時計があるのに興味を覚えた」「絨毯が気持ちよかった」「窓や装飾が印象的だった」といったような内装に関わる部分に強い印象を抱いた生徒もいました。なかなか触れることのない文化に触れることができ、それぞれの生徒に得るものがあったと感じています。今後も異文化や他者に対してまっすぐな心で接することのできる人になってほしいと願っています。
快く見学を受け入れてくださった神戸ムスリムモスクの皆さま、心より感謝いたします。