特別プログラム 「生き方上手」の92歳現役医師日野原重明先生と

:: このプログラムは産経新聞とNHK総合(全国放映)に取り上げられました ::

今回のプログラムで、私は一生分の感動の出会いを体験しました(黒田絢子)



挫折した時はね、目標があるから、充実してるんだよ。

約束の場所は、病院ではなく、トイスラーハウス。
冬枯れの庭園の中を歩いていった奥にこんなに素敵な建物があるなんて。トイスラーとは100年以上前、聖路加病院の創立した人の名前。先日乙武洋匡さんと日野原先生が対談をされた場所です。インターフォンを押すと、日野原先生が両手を広げて私達を迎えてくれました。感激して、動けませんでした。そんな私達を、先生は部屋の奥まで案内してくれました。

先生は、「本当の勉強は教室の中の知識だけじゃだめだ。学校の外に出かけていって、体験を通してえることこそ本当の教育だ。だから、あなた方がわざわざ東京まで来られたのは本当に素晴らしいこと。私も小学校の5・6年の時にそんな教育を受けた。」とほめてくれました。

ちなみに、先生の小学5・6年の時の担任は谷口先生のおじいさんだったんですって。
先生は、私達一人一人に順に色んな事を聞いてくれました。そして素晴らしい話をしてくれました。



事前学習で
道中で
日野原重明先生への手紙
黒岩祐治キャスターと




「人間誰だって、欠陥があるんだ。」
それより、何か生きがいがあって目標があれば、疲れなんて感じないし、それが健康だよ。
例えば、今朝、目がさめた時は、今日は東京へ行くんと思うと、わくわくして眠くも何ともなかったでしょ。


「Don'tじゃなくって、Let'sじゃなくちゃあ。」
戦争を反対反対って言うんじゃなくって、平和を守ろう!って言わなくちゃ

「身近なことから生きがいを見つけていけばいいんだよ。」



「18歳の今大切なのは自分への責任感」
失敗を恐れていたら何も出来ないよ。誰でも最初は素人なんだから。

「失敗してもいいじゃない。 失敗してもチャレンジすることが 素晴らしいんだよ。」

「大事なのは勇気。自制心。正義……」

「長生きするってことはね、失敗を取り返せるからいいんだよ。」

同行取材の新聞記者さんも仕事を忘れて聞き入っていたみたい。)先生の言葉はどれもこれも、深く深く私達の心を揺さぶりました。みんな目が潤んでいました。

私は受験に失敗したって言うと、
「1年2年なんてね、長い人生から考えると、ほんとにどうってことないんだよ。挫折した時はね、目標があるから、充実してるんだよ。がんばりなさいよ。」
って言ってもらいました。

私の方をじっと見て「1年2年なんてね、ほんとにどうってことないんだよ。」って繰り返し言ってくれた時には、涙があふれました。





約束の1時間が過ぎても先生はまだ、お話をしてくれました。私達は、手作りのスマイルアートをプレゼントしました。聖路加病院の副院長先生も先生もとても喜んでくれました。

私達のビデオレターも手にとって良かったよと言ってくれました。私達が事前に送っていた力作も、見てくれていたんだ。最後に、みんなに、サインと、握手をしてくれました。先生の手はとても分厚くてあったかかったです。


その後は、トイスラーハウスでもう一度写真をとった後、病院を見学させてもらいました。
エレベーターに椅子があったり、病院には屋上庭園があって、素晴らしい病院でした。

最後は、近くのホテル48階展望台に上り、暮れ行く隅田川や、フジテレビのあるお台場、そして遠く富士山を眺めに行きました。
みんな、今日1日の黒岩さんと日野原先生の素晴らしい言葉を胸に、感慨にふけっているでしょ。

そして、それぞれの思いを胸に、5:35帰りの新幹線に乗り込みました。みんな、今日のお二人のことで盛り上がっている内にすぐに新神戸につきました。でも、時間は9:00、出発の時朝日が昇ろうとしていた場所が、すっかり夜の光に変わっていました。


先生、本当に素晴らしいお話ありがとうございました。今回のプログラムで、私は一生分の感動の出会いを体験しました。日野原先生にも黒岩さんにも共通していたことは、失敗を恐れずに、強い意志をもって前向きにチャレンジしていくこと!勉強会を重ねて、強行日帰り日程で東京まではるばるきたことにも意味がありました………私たち、日野原先生や黒岩さんの言葉を一生大切にして、素晴らしい人生を前向きに歩んでいきます。本当にありがとうございました。

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