特別プログラム
2005年度 黒岩フジテレビキャスターを訪ねるいのちの旅



このプログラムは観光旅行ではなく、いのちについてじっくり考えるプロジェクトです。従って、事前学習に時間をかけました。
↓事前学習についてはコチラをご覧下さい

事前学習

憧れだったフジテレビの報道最前線の場所に入れたこと。いつもテレビでしか見たことのないスタジオに立ったこと。そのスタジオを目の前にしたとき、本当に感動で言葉も出なくただただその場にいることに酔いしれたこと。……夜遅く神戸に帰った後も、私の頭の中では黒岩さんにあって頂いた時のことがぐるぐると回っていました。
そして、スタジオや現場などを丁寧に説明してくださっている黒岩さんが生き生きとした優しい口調で私達にしっかりと説明してくださっている姿は本当に輝いていてカッコよかったです。 特に、スタジオ見学の後、飲み物をご馳走していただきながらお話しして頂いたことは忘れません。


おかしいと思ったら変えていけばいい
みんなが質問していて私の心の中に1番印象に残った言葉は 「おかしいと思ったことがあったら自分が変えていけば良いじゃないか」「ゴールに向ってまずは目標をたてるのが大事」。この言葉は胸にずーんと響きました。 
私は、将来カウンセラーになるというゴールがあります。そして、その前には目標をたてないといけません。 その目標はまず大学で一生懸いのち心理学を学ぶこと。そのゴールまでの道のりでも色んな障害があると思います。でも、そのときは自分の本当の気持ちを押し殺さずに「おかしいと思ったら自分が変えていく」ということをしっかりと自分の心に言い聞かせ、ゆっくりでもいいからゴールにたどり着く。これが黒岩さんのお話を聞いて私に見えた私なりの生き方だと思います。今まで、とりあえずカウンセラーみたいな職業になりたい! という考え方しかしていませんでした。何も知らないまま漠然と大学に行って卒業して・・の人生になってしまっていたかもしれません。でも、黒岩さんのあの言葉を聞いて私の生き方が解りました。やっと今まで探していたゴールに光が見えてきた気がします。
黒岩さん、貴重なお話しをしていただき、本当にありがとうございました。(仲野さや)

黒岩さんにお会いした時は本当にうれしくて胸がいっぱいになりました。黒岩さんには以前松蔭高校まで来て頂き講演をして頂きましたが、今回も私たちにたくさんのことを熱く語って頂き、たくさんのことを学ぶことが出来ました。


まず行動に移す
黒岩さんは救急救命士を誕生させました。普通なら、医療の世界を改革するというようなことは実現不可能なことと思ってあきらめてしまうようなことです。しかし、黒岩さんは少しずつ少しずつ変えていき、最終的に実現させました。私はこの話を聞いた時、驚きと感動でいっぱいになりましたが、一方でどうしてそのような忍耐力と勇気がわいてくるのか不思議でなりませんでした。
今回そのことに関して質問をした時に、黒岩さんは「自分には忍耐力がない。だからこそ、おかしいことには我慢できずにすぐ行動に移すんです。」とおっしゃいました。黒岩さんは本当にまっすぐな方だと思いました。
大体はおかしいと思っても、多くの困難が伴う場合は、ただおかしいと思うだけで、黒岩さんのように困難に立ち向かって行動することはないと思います。行動しようと思っても、失敗を恐れてなかなか行動に移せないものだと思います。現に私もそうでした。絶対に無理だということが先に頭によぎり、勇気よりも断念が勝っていました。でも、黒岩さんはそんな断念にも打ち勝てるだけの正義感をお持ちになっておられるんだと、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。


信頼感
また、一つの番組を作るのにとても多くの人々が携わっているのも分かりました。みんなの気持ちが一つになって努力し合うことで一つの番組が出来上がる。これはとても難しいことだし、キャスターというのはスタッフの方々の努力をすべて背負うわけだし、そのプレッシャーもすごいと思います。だから、お互いの信頼感が何より必要だと思います。でも、黒岩さんの信頼感がいかに大きいかは、今回私たちにお話しをしていただいたときに、話す時に必ず相手の目をしっかり見て、真剣に話をしてくださる姿で分かりました。


いのちの尊さ
また、私は今回の事前学習で、黒岩さんが制作なさった番組『13歳の遺言』で、いのちについて本当に多くのことを考えることが出来ました。健ちゃんは13歳という若さで亡くなってしまいましたが、本当に優しく、とても大きな少年でした。私は健ちゃんにいのちの大きさを教えてもらったと言っても過言ではありません。だから、今回その健ちゃんのお母様と、フジテレビで会うことが出来て本当に良かったです。今回は時間が無くて、少ししか話せませんでしたが、お墓参りに行く約束が出来てよかったです。お墓の前でも健ちゃんとお話ししようと思います。

私は本当にこのプログラムでたくさんのことを得ることが出来ました。
黒岩さんのように、人に何か大きな力を与えられる人になりたいと思いました。そして、今自分がどこの出発点に立っているかは分からないけど、目標を大切にして、目標に向かって進んでいこうと思えるようになりました。
黒岩さん、本当にありがとうございました。
(以上、大丸 恵)

フジテレビメディアタワー


報道センターを
上から見せて頂きました



報道センター全体


映像音声をコントロールする部屋


FNNスーパーニュースセット内


1時間後安藤キャスターが座る


ニュース用カメラに写ってます


スタジオセットも
見学させて頂きました


黒岩キャスタターのお話もとても興味深かったです。「一つの目標を目指すにはたくさんの困難があるが一つ一つ解決していくと実現する」というお話は、これからの私の人生ですごく参考になりました。何事も投げ出さずに自分が納得するまでやってやろうという気になりました。
今回のツアーに参加して学んだことは私の中で一生心に残るものになったと思います!ありがとうございました(岡田梨沙)

目標を持って、自分を、社会を変えていきます
まだ暗いうちに家を出て、新幹線に乗り東京へ…日野原先生、黒岩さんにお会いした一日は、一生忘れることはないでしょう。
ニュースのセットやアナウンサーのデスクなどドラマのようでとても感動しました!!
黒岩さんは“目標達成”について、私たちの顔を見ながら話してくださいました。ゴールはシンプルに。ゴールが見えたらそのためにどうするかを考える。目標達成に向けて手段を変える事も時には大事。
黒岩さんに仕事について尋ねると、「社会をプロデュースするのが仕事。おかしいことがあれば変えればいい。」とおっしゃいました。
私も将来、こんな事を胸を張って言えたらと思います。

日野原重明先生と黒岩さんお二人のお話から気付いたこと……それはいつでも前向きに挑戦すること。社会のため、自分のために努力し続けること。そうすれば社会や自分、何かが変わること。たった1日で、これからの人生に残るような素晴らしいことに気づけたと思います。そして、この事を忘れずに、これからの人生を力強く生きていきます。ありがとうございました。(永畑沙奈)