山や木には、人間の能力を超えた、POWERがある。自然とつながりつつ、自然の大きさを感じ、自分たち人間はあくまでこの地球の中で生かされている存在であるということを知ろう。
そう言うコンセプトで実施されたこの「きのころアイランドツアー」プログラム。
「きのころ」とは、小さな円筒型の紙缶に入った、積み木のもとです。パッケージには、木片が5個、紙やすりが3枚、それからパンフレット。もうひとつ、どんぐりや松ぼっくりが入っています。この木片を紙やすりで削って、積み木を作る、というのがこの「きのころ」の趣旨です。でも、本当に「きのころ」が提案するのは、「きのころ」を紙やすりで削り、あふれ出すヒノキの香りを嗅ぎながら、その時間を楽しむことなのです。
このプログラムは、その「きのころ」削りをするだけでなく、なんと、世界遺産の吉野の林に行って、樹齢300年近くの木に触れたり、自然の大きさに包まれながら、山の名人から環境の話も聞きにいく。そんな自然とつながるためのツアープログラム。参加希望者は50人に達しました。
このプログラムをプロデュースしてくれたのは、桜井市の泉谷木材店(http://www.begin.or.jp/ ̄izutani/)若社長で、社会人教師として地元の小学生に森林や木材のことを教えている泉谷繁樹さん。 |