2004年度 病院コンサート〜ホワイトメッセンジャー(3)

このプログラムは神戸新聞に取り上げられました


くわしくはこちらをご覧下さい。

今日は本当に、本当に一生ものの思い出になりました。みんなと何かをやり遂げることがどんなに素晴らしく、達成感のあるものか感じることができました! (江尻 知子)

フィナーレの時、患者さん達の涙を見て、私達でも人の心を動かせるのだということを実感し、自然と涙があふれてきました。コンサートが終了した時の患者さん達の「ありがとう」という言葉は本当に嬉しかったです。「ありがとぅ」の遣い方はこぅなんだって思いました。(奧 由佳梨・前口 徳子)

病院に着くと廊下に私たちのためにポスターがたくさん張ってありました。
…ドキドキしながら控え室へ。

『明日があるさ』で元気よく入場した後、最初は全員でドレミの歌を歌いました。滑り出しは好調、その調子!全員で大きな声で元気いっぱい歌えました♪本番になったら、みんなの少し緊張して震えた声と、Sさんの素晴らしいピアノが一つになって、歌っていた自分で言うのも変だけど、「すごい!きれい!!」と思いました。、皆が真剣に歌ってて、楽しい笑顔また目を合わせてほほ笑む姿も見ました。

今日が最後のチャレプロ日!病院は何度も練習を繰り返し、1番忙しかったです。でも、一生懸命練習した歌を一生懸命聞いてくれる患者さん達。その姿が印象的でした!

続いてハンドベル部の演奏。曲は『世界に1つだけの花』『さくら』です。よく耳に入ってきていた曲なのでお客さんも聞きやすかったんでしょう。ニコニコと聞いてくださいました(*^^*) 

続いてはダンスです。希望者で『マツケンサンバ』を踊りました。前だけでなく、後ろからどっと通路に入り込んで立って踊ったりしたものだから、患者さんもびっくり。でも、すぐに、みんな、手拍子をして大喜びで踊りを見てくれました。「熱下がったでしょう」って看護婦さんに言われていた人もいました。

次は、このホワイトメッセンジャーの歌のリーダをつとめてくれたコーラス有志による歌でした。まずは『花』。「春のうららの隅田川〜♪」です。次に定番の『ふるさと』を3部で歌っていました。患者さんの中に口ずさみだす人もいて、みんな一緒に歌ってる気分になってきました(*^^*)

阪神淡路大震災の時に小学校の先生が作曲した『しあわせ運べるように』という曲も歌いました。震災から10年と言う事もありますが、震災を乗り越えられたんだから病気だって乗り越えてください!そう言う願いで歌うことにした曲です。「届けたい私達の歌、しあわせ運べるように」という歌詞がしんみり聞こえました。

次はマンドリン。訪問奉仕コンサートでマンドリンとかハンドベルと言った楽器演奏が入ったのは2年ぶりのことです。『トップ・オブ・ザ・ワールド』を演奏した後、コーラス有志がマンドリンの後ろに立ち、それ以外の人が患者さんの席の横の通路に入り、『川の流れのように』をみんなで一緒に歌いました。隣に座ると、患者さんも気持ち良さそうに歌われて、すごく温かみを感じました。
皆の歌声が会場いっぱいに響き続けました。看護婦さんも患者さんも事務の方も先生も、もちろん私達も楽しく歌いました。すべてが一つになっている!って、こういうことなんだって思いました。皆の笑顔はとても綺麗に輝いていました。


そして、再び全員前に並んで、ビートルズの『Yesterday』を歌い、会場の人も一緒に『見上げてごらん夜の星を』を歌いました。この曲も川の流れのようにと同じくよく知られているから、患者さんもみんな一緒に大きな声で歌いました。

一緒に歌うのは気持ちが通い合う気がして親近感が沸いてきます。それに元気になれるし!!そのほかにも言葉では表すことの出来ない何かがそこに生れます。歌って不思議な力があるんだなぁ・・・と改めて思い知らされました。

終わりの挨拶の間キロロの『ベストフレンド』をハミング。今年は参加者に元放送部の子がいなかったので、司会の子も歌を歌う時は中に入って歌いました。  普段からアナウンスを練習してきたわけじゃないけど、一生懸命覚えて、1番が終わるまでに、言葉を言い終えようと一生懸命でした。 

やがて、挨拶が終わり、2番からはハミングでなく歌に変わりました。
ふと前を見ると、前に座っていた眼帯をお付けになっている患者さんの、こともあろうか眼帯を付けている方の目から涙がこぼれ落ちていたのです!その患者さんは何度も何度も涙をぬぐって私たちの歌声に耳を傾けてくださいました。私は本当にびっくりしておもわず自分の涙腺もゆるんでしまいました。と同時に、私達の瞳からも綺麗な涙が次々にあふれて流れていきました。美しい歌にあわせて感動のシーンでした。


終わってからも何度も拍手を頂いて本当に…本当に嬉しかったです! 
泣き出す患者さん、松蔭生。このプログラムの充実感、温かみ、素晴らしさを感じた瞬間でした。

私は、胸に言葉では上手く表せない何かの塊がこみ上げてきて、その上涙も流れそうになったけど、何だかとてもうれしい様な感情が沸き起こっているのを感じました。私はこのコンサートは、自分が今まで生きてきた中で、最高のコンサートだと思いました。
感動のラストシーン


短い期間の約2ヶ月の練習時間だったけれどよくここまで出来たと思います。病院コンサートは私にとってもみんなにとっても本当に最後のチャレンジプログラムでした。
最初は、結構歌の練習日があってハードなプログラムだなって思っていたけど、みんなでアイデアをいっぱい出し合って、3学期が始まってずっと誰かがみんなを仕切ってくれて、みんながそれに応えて、この期間ずっと歌うことと自分の役割を考えて精一杯がんばっていました。

この病院コンサートで一番感動したのは卒業式の5日前っていう本当に最後の時にみんなで何かやり遂げることができたっていうことです。特に、最後に司会の子が終わりの言葉みたいなものを言い出したときは、本当にもうみんなで頑張ることが終わっちゃうってすごく寂しくて悲しかったけど、終わってみたら患者の人がいっぱいありがとうって言ってくれて、すごい達成感があって、本当によかったです。頑張った甲斐がありました!
私達の歌声はきっとその場に居た全員の胸にずっと響き残ってくれると思います。病院コンサートに参加して本当に良かったです。

コンサート終了後、「川の流れのように」を一緒に歌った患者さんと話したりと交流も出来て良かったです。その後、控え室で、病院の方から1人ずつ飴と薔薇の花を頂きました。   
ここで歌わせて頂いてよかった。感謝の気持ちがいっぱいなのに、そう思うと、すごく綺麗ですごくいい香りに思えたから不思議なのです。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです(>_<)

友達がいて、みんなで頑張って、その結果、患者さん達に歌を届けることが出来ました。そして、逆に患者さんに励まされて、、、、お互いに涙涙の交流、今振り返っても涙が出ます。最後に、私たちが歌った曲『ベストフレンド』の歌詞の一部を紹介しながら、みんなの感想をもう少し書いてみます。

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