2004年度 裁判所で裁判を傍聴しよう

今日は神戸家庭裁判所に行きました。私達が聞いた裁判は交通関係の裁判でした。飲酒運転、無免許運転の人の裁判でした。まず、法廷の前に、弁護人、検察官、裁判長の方々が座る席にも座らせて頂きました!

そして、いよいよ裁判開始。
ただ、法廷の中はカメラが無理だったので、その様子を実況中継します。

右側に弁護人、左側に検察官、正面には書記官&速記官がいてその奥に裁判長が座っていました。右か左奥に司法研修者席があり、研修中の人が座っていました。被告人は弁護人の前に座っていて発言の際には真ん中にたちます。ドラマとかニュースで見るのと同じですね。

私たちが傍聴した事件は飲酒運転を無免許でして捕まった人。手錠も何もされずに普通に私たち傍聴者と同じようにきて裁判が終わると同じように帰っていったのが現実はこんなものか…と驚いた。また別の裁判では近代の犯罪の中心の若い人たちが多く最近のニュースを騒がしているクレッジットカードによる詐欺もあった。
傍聴席では少人数だったけど人がいました。家族の人かな?部屋の中はピリピリした空気でした。
検察官の人は問い詰め方がすごく怖いのが印象的でした。あまり甘い口調でするとまた事件を起こすかもしれないからだそうです。そんなことを初めて知り、すごく驚きました!!ドラマのようなものだとばかり思っていたら大間違い。もっと淡々と進み、全員が早口でした。身近なものではないだけに、こういう傍聴体験を、一度は見て見るのもいいかもしれないな、と思いました。

驚いたのは、傍聴が誰にでも出来ることです。何故かと言うと平等に裁判を出来ているか、裏で処理をしていないかどうかが市民にも判るようにというためということを知りました。ニュースになるような事件は傍聴希望が多く抽選になる場合もあるそうですが、2人で行くときは連絡なしに行っても傍聴できるということです。



裁判傍聴の後は、法服と呼ばれる裁判官が着ている服を着せてもらいました。

厳粛に秩序正しく手続きが行われなければならない法廷において、人を公正に裁くべき者の職責の厳しさを象徴するものとして法服は、その着用が義務付けられているそうです。何故黒いのかと言うと、黒色が他の色に染まる事はないという点で、公正さを象徴する色として最適なものであると考えられた為といわれています。 法服の色にまでも意味があるなんて本当に驚かされることばかりでした。

さらに、この服を着て、法廷見学をさせてもらいました。裁判長や弁護士の席に座ったり、被告席にも座りました。先程の裁判の緊張した空気がまだそこに残っているように感じました。
いろんなことを考えさせられた、あっという間の貴重な体験でした。

(以上、伊藤 早可)

生徒アンケート
証言するのに真ん中に立ちますよね。その台ではこんな張り紙がしてありました!! 「早口にならず、簡潔に、出きるかぎり大きな声で、はっきりと発言してください。証言台に設置されたマイクに向かって発言してください。尚、マイクはあなたが話しやすいように自由に向き等を変えていただいて結構です。 」こんなの読む暇無いと思うんだけどなぁノf(^^;(伊藤 早可)
犯罪をしてはいけないと理解している人が何故罪を犯すのか…それはやはり犯罪者の経済的理由なのであろうと思っていたのだが、それだけではなくただ興味本位でとかやめられないなどあまり悪いと思ってない人もいるのだ。これからの日本を担う重要な二十代。今色々な事を学ぶ大切な十代。私も含めてしっかりしないといけないと思いました。また、親になった時に、正しい事をきちんと教え、またそれを示していかなければいけないとも思いました。(前口 徳子)