2004年度 パールデザイナーにチャレンジ

このプログラムは読売新聞に取り上げられました

くわしくはこちらをご覧下さい。

社会に出て行って、実際の企業の中で、プロの方からアドバイスをいただきながら、自分たちのアイデアで、商品を創る模擬体験ができる。何日も前から楽しみにしていたプログラム「パールデザイナーにチャレンジ」

まず、私たちは、事前に、冬休み前から班ごとにコンセプトを決めた後、パール製品をデザインして会社に。インターネットで、実際の真珠製品も研究しました。それでも、デザインはホントに難しいし細かい作業でした。

そして、2月8日が来ました。ポートライナー中埠頭駅前にある田崎真珠のジュエリービルはセキュリティーが厳しそうなビルでした。それだけで、もう緊張しました。

まず、最初に、田崎真珠の最新のジュエリーを見せていただきました。
ジュエリーと共にデザイン画も見せていただきましたが、色を使い分けてパールの大きさを表していたり、表に完成予定図、裏に作る人がわかりやすいように色・素材などの細かい情報を書いてありました。私たちが事前に書いたものとは全然違っていて、少し不安になってきました。



でも、当日、田崎真珠企画デザイン課のプロのデザイナーの方に各班1人ずつ講師としてついてもらい、事前に各自デザインした5つの作品の中から1つだけ自信作を選んで、田崎真珠で普段デザインするときのように色の塗り方を教えてもらったり、プレゼンでは、どんなことを言うと良いかなどを、親切に、詳しく教えていただきました。

そして、自分が考えていったデザイン画の中から一つを選んで、新たに1枚の紙に綺麗に清書することが出来ました。

このプログラムの後半は、自分たちの清書したデザイン画を持って、1人ずつ前に出ていって、プレゼンをしました。普段、プレゼンテーションってあんまりしないから、みんなの前で、しかもプロの方もじっと見つめる中、すごい緊張しました。どんな風に伝えるべきか?自分が考えているものがちゃんと伝わる?そう言う点でもプレゼンテーションの難しさというものを体験しました。

でも、自分が作ったものを何とかPRしたいとか、会社の中で、会社の人を前にPRするんだと意識すると、出来るものでした。みんな、とってもいいデザインだったし、プレゼンでも上手く伝える事が出来ました!

プレゼンの後はどの班のデザインが一番素敵か一人ずつ投票です!
みんなとっても素敵なデザインを描いていたので、甲乙つけ難くて、正直どれにしようか迷いました。どの班もあまり変わらず接戦でした♪さて結果は・・・。

これが1位になった作品と、2位になった作品
1位の班と、2位の班には田崎真珠さんから、プレゼントをいただけました♪
(1位になったのもデザイナーさんのアドバイスのおかげですよ)  

このプログラムの最後には、特別に企画デザイン課のオフィスにも入らせていただきました。デザインは手書きはもちろん、最近ではパソコンを使ってしているものもあるそうです。
終了後も、私たちは皆いつまでも部屋から立ち去ろうとせず、デザイナーの方達と写真を撮ったりしていました。素晴らしい体験をさせていただきありがとうございました。


生徒アンケート
今回私はこのパールデザイナーになろうに参加して、実際の企業に入ってみるという貴重な経験が出来ました。
企業って何だろう。どんな事をするのだろう。などこれから自分が進む道に必要不可欠なことだから、こうやってプレゼンテーションなどを通じて自分の考えを伝える事の大切さやまた、伝える事の難しさというものを体験できて良かったです。 (豊島 英利佳)
私たちはあらかじめグループごとにコンセプトを考えデザインをいくつか考えて行き、当日グループに1人ずつプロのデザイナーに指導いただきそのデザイン画を見ていただきました。
ところが、コストや素材、機能性やデザイン性などを考えると思ったより難しくて、やはり私たちでは上手くいきませんでした。特にコストの面では真珠の価格を知らなかったので私のデザインしたものは安くても「30万円」はすると言われとても驚きました。
でも、実用的な製品になるようにまた、デザイン画の書き方をデザイナーの方に詳しく親切にアドバイスをいただいて、そして清書したものをグループごとにプレゼンテーションしたところなんと私たちのグループが優勝してとても嬉しかったです。
このチャレンジプログラムで貴重な体験をさせていただき、田崎真珠に感謝すると共に忘れられない1日となりました。(田中翔子)