2004年度 ニュースキャスターin NHK神戸局 | ![]() |
2005年1月17日、NHK神戸新放送局に行ってきました。阪神淡路大震災から10年という節目に開局した新放送局です。 このプログラムも、抽選で、なおかつ6人しか参加できないということもあって、私だけでなく、参加した他の5人の子達も、最も楽しみにしていたプログラムの1つだったと思います。 私たちはまず、NHK神戸新放送局が出来るまでのビデオで、どのような事があって、新神戸局が出来たかを学びました。 前の社屋は、あの震災で全壊し、小学校の運動場を借りてプレハブの小屋を建てて、その中に機材を運び入れ、そこから放送をしていた時期もあったそうです。 その後JR神戸駅付近のテナントの1フロアーを借りて放送を続けていましたが、今年の1月17日、震災10年という節目に、神戸新放送局が開局したそうです。 |
ビデオを見たあと、私たちは、NHKハート展という展覧会を見学しました。これは、詩とアートのコラボレーション展覧会で、障害を持つ人が日常で感じた事を詩にして、アーティストや各界の著名人が、その詩からイメージされるものを「ハート」をモチーフに表現したものです。 私たちが普段気にもとめないようなことや、彼らの優しさが伝わってくる詩で、その詩を表現したアートも、とっても温かくて、すごい詩と合っていたと思います。私たちが行った日が、この展覧会の最終日だったのですが、いいものを見させてもらったと思います。 またこの展覧会と同時に新神戸放送局には過去の震災放送が見られる「NHKアーカイブス」や懐かしい番組(過去の朝ドラや大河など)をもう一度見られる「NHK番組公開ライブラリー」があって、それらの貴重な番組の一部を見てみました。「NHK番組公開ライブラリー」には3000番組ほどの過去の番組が入っているそうです。 |
そして次に私たちは、ディレクターの方や編集の方々がいる部屋へ行きました。ここはもちろん、普段は関係者しか入れません。 その時はちょうど、次に放送される予定の、震災メッセージのナレーションを吹き込む作業と、テロップを入れる作業をしていました。 これは、すごく大変な仕事で、ナレーションを入れる人は間違えてはいけないのはもちろん、 つまってもいけないし、テロップを入れる人も、挿入するタイミングを間違えてはいけないということでした。どちらかが失敗したら1からやり直しなのです。とっても緊張するそうです。だから、長いナレーションだったりする場合は立って原稿を読んだり、靴を脱いで裸足になったりして、リラックスできる状態ですることが多いようです。 その作業を見た後、私たちはスタジオに入れてもらい、なんとキャスター席に座らせてもらいました。スタジオには3台のカメラがありました。そして、いくつもの照明があり締め切ってしまうため、空気が乾燥しているということでした。 いつもニュースを見るときに、どうしてキャスターの人はデスクに置いてある原稿を見ずにちゃんとカメラを向いて喋れるのか。そういう疑問を持った事のある人はいませんか?? その謎も今回スタジオに入ってみて解けました。カメラに原稿が映し出されるようになっていたのです!カメラを見ると手元の原稿がカメラに映し出されているため、ちゃんと前を向いて原稿を読めるのです。 私たちも原稿を読ませて頂きました。 普段は本など下を向いて読むため、ちょっと見えにくかったりしたけど、いい体験をさせていただきました。漢字でつまったり、読むスピードが速かったり、読む事で精一杯でした。もっと周りに目を向けながら読む事がニュースを伝えるうえで重要なんだ・・・。と思いました。 |
私たちが今回、キャスター体験をして学んだ事は、![]() です。 でも、このことって、普段の生活で、人と話をする時に気を付けることでもありますよね。 私たちは、とても運がよくて、キャスターの方がニュースを読むところを1番近くで見る事が出来ました。スタジオの中で見るって言う事はこれから先、ないと思うので、貴重な体験が出来ました。 (豊島 英利佳)
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