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チャレンジプログラムをやっていた2ヶ月間というのは、本当に充実した時間でした。元から好きだったものは、より深く知る事が出来てもっと好きになったし、興味はあっても今まで機会が無くて触れる事が出来なかったものに関しても、チャレンジプログラムを通して触れる事が出来て、まったく予想もつかない発見の連続に、ただただ圧倒されました。この2ヶ月間は、直接的にも、間接的にも私に多大な影響を与えたと思っています。そして参加したプログラムの一つ一つが、これから社会に出るにあたって、必ず私の背中を押してくれる糧になってくれるという事を、今、身をもって確信しています。
2ヶ月前の私は、進路が決まってホッとしている反面、何かしたいという衝動にもかられていましたが、その時の私は自分が何をしたいのかも分からなくなっていました。今までは、学校の勉強なら予習復習、受験前なら、おのずと受験勉強をやっていたのに、合格から大学に入るまでの空白の2ヶ月間、自分が何に向けて勉強し、何を吸収したらいいか、つまり目標という物を見失っていたのです。そんな時にあったのがチャレンジプログラムでした。プログラムに目を通していくと、そこには数限りない道が広がっていました。それを見て、私は、これは今の自分にぴったりの吸収場所だと思って、たくさんあるプログラムの中、自分がちょっとでも惹かれるものがあれば、日付と照らし合わせながらドンドン取っていきました。
チャレンジプログラムは、「学ぶ」という点では一緒ですが、自分の足で動いて学びに行くので、今まで学校で勉強してきた紙の上での知識とはまったく別の、自主性を求められる新しい世界だという事にも気付かされました。
特に、幼稚園の子供から、おじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い世代の人達と音楽を通して同じ時間を共有出来たという事実は、6年間コーラス部で学んできた経験をフルに使えた貴重な時間でした。何か一つ、自分の持っているもので、こんなにもたくさんの人の笑顔や心を動かす事が出来る、という事に気付いた時は、本当に嬉しくて涙が止まりませんでした。世代や環境を越えての交流に、大好きな音楽の新しい可能性みたいなものも見たような気がします。
このチャレプロでは、2ヶ月間という短い期間の中で、本当に充実した生活を送る事が出来ました。全てがとてもやりがいのあるプログラムばかりだったと思っています。だから、プログラム全てをやり終わって、今すごく満足しています。松蔭生活最後の勉強として、実り多い時間を過ごせた事を本当に幸せに思います。ありがとうございました。(田中ゆり) |
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