2005年度 「葉っぱのフレディ」を観ていのちの旅を考えよう | ![]() |
「葉っぱのフレディ」。 これは日野原重明先生が脚本、黒岩祐治キャスターが総合プロデュースされたミュージカル。美しい舞台セット、音楽、一生懸命演じる子ども達。その中で、葉っぱの一生を通して、いのちの旅が語られる。 『人はどこから来て、今どこにいて、これからどこへ行くのか。』 講堂でこのミュージカルをビデオで観て、生徒達はいのちについて考えることになった。 あらすじを交えてみんなの感想を紹介します。 |
大きな木の太い枝に生まれた、葉っぱのフレディのおはなし。春に生まれたフレディは、はじめは、葉っぱはどれも自分と同じ形をしていると思っていましたが、やがてひとつとして同じ葉っぱはないことに気がつきます。フレディは親友で物知りのダニエルから、いろいろなことを教わります。自分達が木の葉っぱだということ、めぐりめぐる季節のこと...フレディは夏の間、気持ちよく、楽しく過ごしました。
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フレディ達は遅くまで遊んだり、人間のために涼しい木陰をつくってあげたり。秋が来ると、緑色の葉っぱたちは一気に紅葉しました。みなそれぞれ違う色に色づいていきます。そして冬。とうとう葉っぱが死ぬときがきます。死ぬとはどういうことなのか...ダニエルはフレディに、いのちについて説きます。「いつかは死ぬさ。でも”いのち”は永遠に生きているのだよ。」フレディは自分が生きてきた意味について考えます。「ねえダニエル。ぼくは生まれてきてよかったのだろうか。」そして最後の葉っぱとなったフレディは、地面に降り、ねむりにつきます。
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"死"について考える作品。フレディとダニエルの会話を通じて、生きるとはどういうことか、死とはなにかを考えさせられます。「死ぬということも 変わることの一つなのだよ」というダニエルの言葉が哲学を解きます。
写真は(株)童話屋のHPより |