2005年度 目の不自由な方と本を読もう | ![]() |
このプログラムはボランティアグループの方の紹介で、目の不自由な方の家を訪問して、 本を読むというプログラム。写真ではなく、生徒感想でお伝えします。 |
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![]() その時、私は改めて自分を振り返る事ができました。こんな風に一生懸命に毎日を生きているのかなぁと。お話の中で、目の不自由な方は自分をこういう風におしゃっていました。「私は自分のしたい事ばかりして、他人に迷惑をかけっぱなしなの。だから常に感謝の気持ちでいっぱいです。」と。 私はこの時思いました。こんな風に人に感謝したり、ありがたいといった気持ちを忘れていたんじゃないかなぁと。こういう風に素直に感謝の気持ちを口に出して言えるという事は本当に立派だなぁと思いました。 私は失ってしまったものをいつまでも悔やむより、その事実を受け止め、前向きに生きていく事は本当に大事だなぁと思いました。痛みを知る事で人の痛みもわかり、現代で一番欠けている優しさに触れる事が出来る事も教えてくれました。このプログラムに参加して本当によかったです。 (大丸 恵) ![]() ![]() そして本を朗読することになり、順番に太宰治の本を少しずつ読みましたが、太宰治の文章を初見で読むのはとても難しく、きちんと内容が伝わっているか不安でした。しかし、最後に「みんなお上手よ、ありがとう」と言われ、ホッとしました。 また、その方は「目が見えなくなって本が読めなくなったことが一番不便だ」とおっしゃっていたので、「ありがとう」という言葉を聞いて、確実に私の力が役に立ったんだと感じ、とても嬉しかったです。ボランティアを通して学ぶことができる大切なものを得ることができた気がします。 ボランティアについて、あまり良くない考えの人もいますが、ボランティアをする人もしてもらう人も、お互いに気持ちがよくなるのならば、それは素晴らしい事だと思います。 今まで何かボランティアをしたいと思っていましたが、“ボランティア”という事にあまり自信がなく、ボランティアに参加しませんでした。しかし、このプログラムを通して、“ボランティアへの考え”をしっかりと持つことができたと思います。また、大学で様々な人とボランティアを通して交流したいと強く思うようになりました。 私にボランティアについて考える機会を与えて下さった、先生、ボランティアグループの方々、私達を迎えて下さった方に大変感謝しています。ありがとうございました。 (永畑 沙奈) ![]() ![]() 中でも、一番印象的だった言葉は、「私はみんなに助けてもらってるのに、私は何も出来ない。」という言葉でした。絶対そんなことはない!私はそう思いました。今回このような機会をいただいて、私はこんなことに気付きました。社会の中にはこんな風に助けを必要としている人がたくさんいるし、一方で、体が不自由になっても明るく前向きに生きておられる方がいらっしゃるんだと言うことを知り、逆に勇気や力を頂きました。だから、私は何も出来ない。なんてことはない。みんな、お互いに助け合い、勇気や希望をもらいながら過ごしているんだって思いました。 また、訪問して、もっと読んで、また支えあいたいと思いました。 (北野史子) |
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