2004年度 魅惑のオルガン巡り | ![]() |
このプログラムは、六甲山の手、松蔭大学のチャペルにある豪華なパイプルガンを、聴いて、弾いて、その美しい魅力的な音色を身近に感じるプログラム。演奏とお話は卒業生の坂倉朗子様。オランダで本格的にオルガンを学んだ、新進気鋭のオルガニストです。この日は、松蔭大学の特別講座の日。講座を聞いた後、このプログラムに参加した人もいました。 内容は、楽器説明と見学→演奏を聞く→オルガンを弾いてみるというものでした。演奏曲目は当日のお楽しみということで前の日からわくわくなっていました。 |
まず、入って正面右側に小さなパイプオルガンが置いてありました。まずはこのオルガンの中にあるパイプを見せてもらいました。パイプの長さ、形は様々です。何故違うかというと、音の『音色』『深み』を変えるためということでした。 そのパイプに空気を送ることで音が鳴るそうです。昔は機械なんかなかったから人力で空気を送っていたんだけど、現代では『ふいご』という機械でするそうです。 松蔭大のパイプオルガンはすごく有名で遠くのほうからリサイタルを開くためにいらっしゃる方も多いです。その噂のパイプオルガンはこれです!!パイプは2200本もあって音の種類は31種類も出ます! すごいですよね!!『トランペット』や『フルート』のような音が出せるんですから。どうやって変えるのかと言うと鍵盤の後ろや横に『ストップ』というものが付いていて、それで空気の通すパイプ、通さないパイプを選び、音の種類までも変えてしまうということです!この楽器がこんなに色々な音をだして人を感動させることに、ただただ感心しました。 その後、坂倉様の素晴らしい演奏にみんな酔いしれました。坂倉様は、私たちの大先輩で、高校時代は硬式テニス部で厳しい練習に黙々と励んでおられたとか。その後、関学に進まれた後、オルガンを学ぶためにヨーロッパに留学された方です。その生き方だけでも素晴らしいけど、この見事なパイプオルガンを厳かに弾かれる姿に、みんな、憧れの眼差しで引き寄せられました。 |
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後、なんと全員がオルガンを弾かせてもらえました。 よく聞きなれた聖歌を弾いたり、難しめの曲にチャレンジしてみたり。最初は後ろで見守ってくれていた坂倉様が、時には、横に座ってくださって、熱心にアドバイスしてくれたり、一緒に左手の部分を弾いてくれたり…… チャペルいっぱいにパイプオルガンの音色が響き渡るのを耳にしながら、もう感激でした。 この後は皆、感想を一言ずつ言って解散しました。 |
パイプオルガンなんて触る機会がないから新鮮で貴重な体験をさせてもらいました。 パイプオルガンは一つ一つが音は違うってことを実感しました。パイプオルガンはピアノよりも人間に近いですね。空気の量とか湿度によって左右されてしまうし、場所の響き具合によっても全然音が変わってくるし。色んな性格の子がいるのと似ているって感じました。 坂倉様、本当に素晴らしい機会を与えてくださってありがとうございました。私たち、これからも、生活の中で、素晴らしい音楽に、積極的に関わっていこうと思いました。 (以上、伊藤早可) |
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