2005年度 エコクッキング

「エコ」と聞くと、どうしても地球温暖化などの環境問題の事を堅苦しく考えてしまうけれど、今日の「エコクッキング」は、料理を通して地球に優しい事をしっかり考えるというプログラムだったので、とても楽しく参加する事が出来ました。

1回目のオリエンテーションの時は、今現在の地球の環境についてのお話を聞いたりビデオを見たり、地球に優しいとはどういう事なのかを考えました。水やシャワーのお湯を出しっぱなしにするのを止めたり、電気を使わない時は少しの間でも消しておく事など、ちょっとした事に気を配る事で大分と節約になる事を知り、分かってはいるものの、なかなかこのような事を実行するのは難しいものだけど普段の自分の生活を少し見直して気をつけてみようと思いました。

2回目は、1回目の集まりの時に学んだ事を踏まえてクッキングです。みんなで材料を買いに行ったんですが、買い物の時から実は「エコ」について考えなければいけないのです。それは「省エネ」と言われるものの1つで、例えば、「産地」を見ながら買う商品を選ぶんです。近ければ近いほど、「運送」のエネルギーが省かれるというのです。新たな気付きの連続でした。

クッキングで作ったメニューは、クリームシチューとタマゴサラダとモスクッキーです。

クリームシチューには米粉を使ったんですが、これにもとっても大事な理由があります。日本は世界中からたくさんの食べ物を輸入しているけれど、お米だけは100%、みんなが国産米を食べているので、温暖化問題を考える上で輸入のためのエネルギーを考えるだけでも、米粉を小麦粉の代わりに使う事で省エネになるということでした。
それだけじゃありません。野菜を洗う時は水を貯めおきしてその中で洗ったり、鍋に鍋帽子をかぶせて余熱で調理をする事によってガスの使用量を減らしたり、他にも包装のビニールなどのゴミや生ゴミもひとつの所に集めておいて最後にどれだけゴミが出たかを量ったりと、調理の事以外にも気を配りました。
指導して下さった神戸エコ市民アドバイザーの黒谷静佳はとっても明るい方で、いかに楽しくそしてエコを考えて料理をするかを教えて下さいました。
楽しく料理をしながらも、エコについてもしっかり考えるというのはとっても大切な事だし、これからも常に心がけなければいけない事だと実感しました。
みんなでしっかりと考えながら調理をして出来上がった料理は、本当にとってもおいしかったです。今日作ったメニュー以外にもレシピを頂いたので、是非、家でも家族と一緒に、ちゃんと環境の事を考えながら作ってみたいなと思いました。そして、将来主婦になった時にも、環境に優しい調理を心がけようと思いました。



指導して下さった黒谷さんが最後に、

「今のあなたたちはとても贅沢で裕福な時代に生きているけれど、あなた達がおばさんになる頃には地球は今よりももっと厳しい状態になっていると思います。だから今日学んだ事を、是非是非子どもや孫に伝えていってね。」

とおっしゃってました。
環境の事は生活していく上で絶対に考えていかなければいけない事だし、とても良い体験だったと思います。 とっても素敵なプログラムでした!!


生徒感想

最後にみんな一言ずつ短冊に今日思った事を書いたんですけど、私が書いた言葉は、「地球に優しく、みんなで楽しく。それがエコクッキング!!」です☆(福代千春)