卒業生からのメッセージ

ハツミフラワー 花の教室 主宰
池添初美さん


しかし 時のたつのははやいものだ。
この言葉は年を重ねる事につぶやく回数が増える。
きっと私たち キラキラ光る若い葉の時代**
まだまだ無限になる時の中と錯覚する時には「時の大切さ」などこれっぽちも感じずに過ごしたのだろう。

私はとてもとても大事な時を無限にあると錯覚し無駄に流していったようだ。

私自身がこの学校に通うことになったのはきっと誰よりも体が弱く それを心配した両親がゆっくり過ごせるだろうとこの学校に門を叩いたのだと思う。

そんなゆっくり穏やかな学校ですら私の体と精神はついてゆかず 確かにそれ以上にびっくりするほどに遅れ迷いながら歩いていたように思う。

卒業してからはじめて 花の仕事 花を使って自身を表現すること**に触れ 歩きはじめた時。
やっと落ち着いて昔を振り返れた時 はじめて思います。
自分自身が「守られていたこと」たくさん たくさん 「守られていたこと」

不思議な事に、よく偶然なのか磁石に引き寄せられたように同級生にあう。
よく知ってたりそうでなかったり、不思議と昔の音が聞こえるのが松蔭の不思議だと思います。

皆 守られていたので純真だった。そしてその純真を今も持っている。
何年も過ぎた時でも その大切なものはまだ健在、だからこそすぐに言葉が出るのだろう。

卒業して いろんな人と交わり 繋がり 少しは人並みの苦労などと言えるものなのか**をしてみたり 自分の足で その地に足を着けたときに** 

沢山のありがとう**

これから まだまだ沢山やりたいこと 挑戦してみたいことあります。
いつも来年の自分にドキドキしてみたい。

少しは時の過ごし方にも賢くなった今日この頃です。

 追伸---- ゆっくり過ごすのが良いのか 目標に向かい進むのが良い事なのか迷ったり立ち止まったり逆行したりまた沈んでみたり人の進む道はいろんなリズムや音があるが、すべて 問題ない。


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