卒業生からのメッセージ

看護師
浅葉美知子さん(旧姓 関本)


卒業して早9年目に入りました。時が過ぎるのは本当に早いものです。現在は主婦となり、秋には第一子出産予定です。胎動が分かり始め、命を感じている毎日です・・。昨年までは市内の病院で看護師として勤務していましたが、今は健診センターで働いています。

 今回卒業生メッセージを依頼されてから、松蔭での生活を振り返ってみました。思い出したのは、中学・高校と、とても穏やかな日々を過ごしていたということでした。松蔭で、多くの友人や先生に出会えたことはすごく幸せなことでした。伸び伸びと学生生活を送ることができたのは、自由な校風のなかで、考え方や、夢が違っていても、お互いに尊重し、励ましあえる友人に出会ったこと、そして生徒を温かく見守ってくれている先生方がいてくれたからです。そのおかげで今の自分がいるのだなと感じています。卒業し、月日が流れても変わらず何でも話せる友人がいることはとても幸せです。

高校卒業後は大学で看護学を学び、卒業後看護師として働き始めました。はじめは急性期疾患の病棟に勤務しましたが、2年目からは慢性期病棟、療養型病棟での勤務となりました。

療養型病棟は退院するために必要な環境を作ることが必要な患者さんが入院する病棟です。生活環境・年齢・生活暦・疾患が様々な人々が一緒に入院生活を過ごしていました。勤務中、苦しいこと、悲しいことがありました。いっぱい泣きました。しかし、同時に楽しいこと、うれしいことも一緒にありました。その中で私は患者さんから教えられたことが多くありました。

看護は患者さんのことを看て護る仕事ではありますが、同時に患者さんに見守られながら人間としても成長していくことができる職業ではないかと思います。今は離職していますが、また復帰できる日を楽しみにしています。

去年の今頃は、今の自分の生活を全く想像できませんでした。でも私が今、幸せだということは自信を持っていえます。人生何が起こるのか本当にわかりません。一時一時の決断や行動を真剣に考え、これからの日々を大切に過ごしていってください。そして自分がどう進んでいきたいのかを時々ボーっと考えて下さい(真剣に考えすぎると疲れます・・)きっと幸せへの道が開けてきますよ!

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