卒業生からのメッセージ

外務省勤務
鵜川裕美 さん


卒業して7年が経ちますが、松蔭の制服を見る度に、長いようで短かった松蔭での生活を懐かしく感じます。

何気なく過ごしていた松蔭での日々を振り返り、松蔭の特徴は何かと考えたところ、松蔭にはやりたいという意思を大事にする校風があると言えると思います。
そこには、やりたいことを出来るという反面、失敗するかもしれないというリスクもあります。しかし、どのような状況になっても、自主性を尊重し、応援してくれる先生や友人がいました。自分の周りにサポートしてくれる人たちがいたということは、自ら選択する勇気を持つ上で重要な要素となったと思います。

現在は外務省に勤務し、今年夏から米国赴任となりボストンの大学院で研修をしています。私は小さい頃からずっと外交官に憧れていた訳ではありません。しかし今考えると、授業で環境などの地球規模の問題に触れ、平和学習を通し、知らず知らずの間に国際問題への関心が沸いていったのではないかと思います。それに加え、高校一年生の時に、オーストラリアの姉妹校へ留学に行ったことも、日本以外の国に興味を持つきっかけになりました。

中学・高校の時期に将来のビジョンを明確に描くことは容易ではないと思います。しかし、松蔭での6年間の経験は、将来を考える上での基盤を与えてくれると思います。是非、出来るだけ多くのことにチャレンジして、松蔭での生活を思う存分満喫してください。


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